むち打ち症について

 

交通事故によるケガの代表格の「むち打ち症」。

 
追突の際に、首がムチのようにしなって起こると言われてますが、実はちょっと違います。
 
ここでは、そのメカニズムをご説明します。
 

事故のあと、こんな症状がありませんか?

  • 頭痛や耳鳴り、めまいや吐き気がある
  • なんとなく倦怠感があり、身体の震えや微熱、冷や汗が出る
  • 夜眠れない、朝は起きられない
  • 突然動悸が激しくなったり、たびたび過呼吸を起こす
  • 情緒不安定、不安感や小さなことにイライラするようになった

むち打ち症の方が訴えられる典型的な症状です。

この症状、「自律神経失調症」の症状とよく似てます。

実はこれには、首や背骨が自律神経の通り道であることと密接な関係があるんです。

むち打ち症の正体は、カンナの動きで説明できます。

俗に『むち打ち症』といわれる、首の交通外傷。

一度後方に振られた頭部が、その反動でムチのように前方へ振り戻されて、その衝撃で首が損傷すると理解されています。

でも本当は・・・

これは大工道具のカンナです(一番上の道具)

カンナの刃の出し入れの方法をご存知ですか?カンナの刃を出すときは、台の尻の方を叩き、引っ込めるときは台の頭の方を叩きます。

刃を動かしたい方向と逆側を叩きます。

交通事故の瞬間、体内ではカンナの刃の出し入れの様な慣性の法則が、起こっているのです。

(*慣性の法則・・・すごく簡単に言うと、この場合、モノがそこに居座ろうとする力を指します。)

上図をご覧下さい。

台車の上にモノが乗っています。台とモノはくっついてない状態とします。

いま、➡のようなインパクトが加わったとき、台は当然押された方向へ動きます。

台車の上に乗っているモノも台の上に乗っているので、台と同じ方向へ動きますが、インパクトの瞬間は慣性の法則によってモノはそこに居座ろうとするので、相対的には逆向きの力が働いて、インパクトと逆の方向へ動きます。

実はこういうことが、体内で起こっているのです。

ここでは便宜上これを「カンナ効果」と呼ぶことにします。

むち打ちと呼ばれる訳は見た目の動きからです

交通事故による「むち打ち損傷」は、衝突の反動で頭や首が鞭を打ったように動くことからこう呼ばれてきました。現在もそうです。

しかし、本当は衝突の瞬間(第一インパクト時)に、頭や首がカンナ効果でインパクトと逆方向(後ろ)へ瞬間的に振られ、その後二次的に、インパクトの方向(前)へ揺れ戻されているのです。

ダルマ落としも同じです。下を叩いて動かしても上はその場から動きませんね。

叩かれた方が胴体、残った方が頭や首と見ると・・・

「むち打ち」の前に骨はズレている!

ここまでの説明で、むち打ち症の本当の姿がお解りになったかと思います。

追突された時、瞬間的に頭が後ろへガクッと振られ、次に鞭を打ったように前方へ投げ出される様に動きます。

重要なのは、首の骨はすでに第一インパクトの瞬間に障害を受けてしまっていて、いわゆる「むち打ち」の動きはその後に起こっているということです。

勿論その揺り戻しの動きで捻挫等の障害を負う可能性はあります。

以上のメカニズムより、振り戻しの損傷ではなく、それ以前の第1次インパクト(衝撃)による骨格の歪みやズレに目を向け、治療を進めていく必要があるのです。

むち打ち症治療にはDRTと頭軸圧が効果的です!

DRT(ダブル・ハンド・リコイルテクニック)で背骨を整えて自然治癒力を上げます。

DRTとは「背骨をゆらゆら揺らす」施術法です。

目的は背骨の歪みを取り除くこと。「背骨の歪みが減る」=「自律神経の通り道が整う」ことです。

その結果血流が促進され、「自然治癒力」が強力に働き始めます。

あとは施術後の良い状態を保ちさえすれば段々治ってきます。

身体を治せるのは人間ひとり一人が持つ自然治癒力だけです。当院では本施術法でもって患者さん本来の自然治癒力を取り戻して戴きます。

 

頭軸圧で首が自ら整ってきます。

アフリカの砂漠地帯ではこのような様子をよく目にします。

華奢な少年でさえ30㎏程の水瓶を平気で運びます。彼らは首肩コリで大変だろうと思われるかもしれませんが、それとは逆に世界的にも彼らは首の疾患がとても少ないのです。

どういう事かというと、水瓶を頭に載せることで首の骨の軸にぴったり合った圧力が加わって、首の骨が自ら元のあるべき姿に戻っていく作用が働くためなのです。もともと背骨には、その軸に合った圧を受けると、元の収まるべきところへ収まっていくという性質があるのです。

彼らは、一見首に悪いような作業で、その実自然に首に関する病気を治療または予防しているのです。

これを、臨床応用したのが「頭軸圧法」です。

上の図にあるように、実線で表したズレた状態の首の骨(環椎=第1頚椎、軸椎=第2頚椎)が、頭部からの圧⇩を受けることで、点線で表した元の正しい位置に戻されます。

首の骨だけではなく、背骨全体を無理なく整えていく作用があります。施術者が頭頂から手で背骨の軸に合った圧をゆっくり加えていきます。痛みはまったくありません。